主人には内緒の話です。
主人とは知り合って一年で結婚し、今は結婚五年目です。
付き合ってから結婚二年目くらいまでは毎日愛の言葉をささやいてくれたり、夜の営みもしてくれたのですが、三年目になると主人の仕事が忙しくなって家に帰ってもご飯を食べてすぐに寝る。
というすれ違いな生活になってきました。
私が話しかけても何も返事もなく上の空。
今思えば疲れていたんでしょうが、私はとてもさみしくなりました。
愛の言葉をささやいてくれることも、夜の営みもしてくれなくなりました。
もちろん誘われるのを待つだけではなく自分からも誘いました。
けどいつも返事は「疲れているから」と、断られました。
断れ続けて一年も経つと、私からも誘う回数がどんどん少なくなりました。
誘っても断られると心が苦しく、私は何の価値もないんだ。
と悲しい気持ちになるからです。
男性に好かれたい、褒められたい、抱かれたいと気持ちがどんどん大きくなってきたころに、一回だけやってしまいました。
出会い系です。
最近はすぐに登録もできて相手に会えるんですね。
びっくりしました。
初めての出会い系で主人に罪悪感もあり躊躇しましたがさみしさには勝てませんでした。
主人には残業と嘘をつき出会った男性とデートしたりホテルに行ったりと…。
その一日限りでしたが、女性としての喜びが満たされました。
自分をほめてくれたり、優しくしてもらったりと本当にうれしかったです。
主人には今でもばれてないと思います。
また、出会い系を使えばいいか、と思うと主人に向けるさみしさを感じることはなくなったので、少し心が穏やかになりました。
嘘のような本当の話です。